今日は、菊水で実施している療育をご紹介
毎月、初回の利用日にやるのは「あんあんポイントカード」を作ること
これは、トークンエコノミー法という療育手法を活用しています。
もともとは経済学の概念だったようで、お客さんの購買意欲「買う」行動を促進させるものだそうです。
療育では、子どもたちの適切な(増やしたい)行動を促進させるために活用します。
あんあんclass菊水ルームでは、毎日目標をたてます。
「大きな声でお返事する」「かっこよくすわる」「目を見てお話を聞く」などなど個々に合わせた目標をたてます。
帰る前に目標を振り返って、出来たかな?頑張れたかな?をお話しして頑張れたお友達はポイントゲット!!!
その他でも、療育中の行動で「かっこよい」「すてき」「ありがとう」「がんばった」など増やしたい行動に対して褒めると同時にポイントゲット!!そうすることで目に見えた達成感を感じてもらいます。
「これで良いんだ」「こうすると良いんだ」という自信につながり行動が促進されることを期待しています。
そしてポイントが10個溜まるとご褒美!!!これを「強化子(きょうかし)」と言います。
ポイントそのものも強化子なのですが、それの積み重ねでご褒美がもらえるとさらなる強化子となります。
今のご褒美は「くじびき」です。
このトークンエコノミーは、子どもたちの療育となるとともに、指導員も子どもたちの良いところを見つける訓練にもなります。
ついつい「できないこと」「にがてなこと」「こまりごと」に注目が行きがちですが、子どもたちの「強み」「すてき」を沢山見つけてあげて成長に繋げて行こうと日々支援継続中です!